プロフィール  

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綿貫 尚吾 / Watanuki Shogo

現在はフリー(元ゲームプランナー /元専門学校教員)

 

1982年12月6日生まれ。新潟県上越市出身。

信念は「生涯クリエイター」


ゲーム業界を目指したきっかけ

高校時代、【セガ、ドリームキャストを最後に家庭用ハード事業から撤退】のニュースに衝撃を受けたのがきっかけです。セガのゲームが大好きだった私は「こんな面白いゲームを作っている会社が窮地に立たされるなんて、ゲーム業界は何かおかしい!俺がゲーム業界を救わなきゃ!」という全く根拠のない使命感を抱いたのを今でも鮮明に覚えています。そして、その当時目指していた舞台役者の道を止め、ゲームクリエイターになることを決意。ゲームの専門学校で2年間、文字通り寝食を忘れてひたすらゲームを作り続けていましたが、あまりにも作ることが楽しすぎて就職活動すら忘れました。たまたま受かったシステム運用・管理会社で1年間務めさせてもらった後、晴れて京都にあるゲーム会社に転職しました。

 

ゲーム業界に入って

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プランナーとして約6年間ゲーム会社で働いていましたが、まず1番言いたいのは「ゲームを作るのはやっぱり楽しい」ということです。しかし同時にゲーム開発はなかなかハードな仕事です。例えるなら「毎日が学園祭前夜」というイメージです。タイムリミットが迫る中「あれはどうなった?」「おい、○○がないぞ!」「やっとこれが終わったぜ…」「これなら間に合いそうだぞ!」「何であいつ帰ってんだ!」などと言葉が飛び交いながら、みんなのテンションがおかしくなっていく感じです。もちろん平穏な日もありますし、ずっと順調にスケジュールが進むこともあるので、全ての開発がこうだとは言い切りませんが。でも、やはりそんなハードな日々を「ツラい」と感じる人もたくさんいましたし、私自身楽しさと忘れる瞬間もありました。

そんな経験の中で、私は『ゲーム会社で働くための根本的な資質』が必要なんだということに気付きました。その資質を大きく分類すると以下の3つです。

①ゲーム開発に必要な技術力・知識

②ゲーム開発の技術や知識に対する興味

③ゲーム開発を楽しいと思える価値観

この3つがどれか1つでも欠けていると仕事を続けるのは難しいと思います。中でも私が重要視するのは②興味 ③価値観です。正直①の技術力や知識は②③があれば意識せずとも身に付くと思っています。(そういう人は技術や知識を身に付けることを「努力している」と思っていないです)しかし、興味や価値観というのは、自然と身に付くものではありません。経験や生き方・出会う人によって左右されますし、失ってしまうことだってあります。げんに私が働いていた間にも、多くの先輩・後輩が仕事を続けられなくなり会社を去っていきました。(本人の資質だけでなく労働環境などが要因になることもあるでしょうが)「ツラい」と感じながら辞めてしまう人が後を絶たない状況は、ゲーム業界にとっても、その人個人にとっても幸せなことではないですし、私も苦楽を共にした仲間が去っていくのは寂しかったです。そこで、そんな状況を改善するために、『これからゲーム会社を目指している人にこのことを伝えていこ』と考え、退職を決意しました。ひいてはそれが『ゲーム業界を救う』という私の原点にも繋がると考えています。

 

ゲーム系専門学校教員時代

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2018年3月に退職するまで約6年間、ゲーム系の専門学校教員として、主にゲーム制作、ゲームプランニング、就職指導の授業を行っていました。その中で私がいつも心掛けていたのは『まず私自身がやってみせること』でした。新潟県長岡市の出身で、大日本帝国海軍26、27代連合艦隊司令長官・山本五十六もこんな名言を残しています。

【やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ】

興味や価値観を広げるには『経験すること』が何より重要です。学生に「自分もやってみよう」と行動を起こさせるために、まず自分がゲームを作ったりくだらないことをやったりしている姿を晒し続けることを実践していました。ろくにゲームを作れない人間に「勉強しろ」だの「ゲーム作れ」だの言われて何の説得力があるでしょうか?(これは専門学校でろくにゲームも作れない教員に対して言っています)

この気持ちを1つの学校だけでなく、ゲームに興味を持つ中学生や高校生を始め、より多くの人に伝えたいと考えたのが、仕事を辞めたきっかけです。

同時に2018年3月で2年間通っていた大学院を卒業し、経営管理修士・MBAの学位を取得しました。

メッセージ

2018年4月からはフリーのゲームクリエイターとして活動しています。ゲーム開発に必要な多くの情報を発信していきたいと思っていますが、私にとってそれはあくまでゲーム開発の副産物でしかありません。私の根本にある「色んなモノを作って人を楽しませることが楽しい」を続けていくために活動していきます。

自分が何を楽しいと思えるかは人それぞれです。「自分のスキルを磨くのが楽しい」「誰かと競って勝つことが楽しい」「新しいことに挑戦するのが楽しい」「人を笑わせることが楽しい」「誰かと協力して何かを成し遂げるのが楽しい」…色々あります。何が『楽しい』のかは、結局のところ経験してみなければ分かりません。是非若いうちに色々な挑戦をして、みなさんの『楽しい』を見つけて下さい。

※「ゲームを遊ぶのが楽しい」と「ゲームを作るのが楽しい」は全然別モノなので誤解しないよう気を付けて下さいね。

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