PETAMPER【PART99】iOS版アプリ公開の工程⑤ Xcodeで公開用のアプリをビルド

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iOS版アプリを公開するまでの工程の5回目です。

前回UnityでiOS用のファイルをビルドしたので、今パートではそれをXcodeで起動してみます。

シミュレータ上での動作確認と、実機での動作確認両方を行います。

 

まずは全体の流れをおさらい。

①キーチェーンアクセスから証明書署名要求(CSR)ファイルを作成

②Apple Developer Programに登録 → プロビジョニングプロファイルの作成

③iTunes Connectでアプリを登録

④UnityでiOS用のファイルをビルド

⑤Xcodeで公開用のアプリをビルド(先に実機で確認)

⑥iTunes Connectで公開情報を登録

⑦申請をして審査が通ればリリース!

今回のパートでは⑤Xcodeで公開用のアプリのビルドを行います。

 

目次

事前にXcodeをインストールしておきましょう。

 

シミュレータ上での動作確認

前回Unityで作成したシミュレータ用のファイルを開き、その中にある「.xcodeproj」という拡張子のファイルをダブルクリックで開きましょう。

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Xcodeが起動すると、こんな感じの画面が開きます。

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画面左上にある赤線のところをクリックすると、シミュレータの機種を選ぶこともできます。

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確認したい機種を選択しましょう。

機種を選択したら左にある再生ボタンのような「▷」をクリックするとビルドが始まり、エラーがでなければそのままシミュレータが起動します。

(エラーが出たら、原因の部分を直してもう一度「▷」をクリックしてみて下さい)

 

シミュレータが起動したら選択した機種が画面に表示され、しばらく待つとアプリが開始します。

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タッチ操作はマウスのクリックで代用できます。

縦横の向きを回転したい場合は「Commandキー+左右キー」のショートカットキーで操作できます。それ以外の操作に関しても、メニューの「HardWare」で確認できます。

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デバッグの際は全ての機種で動作確認しておきましょう。

 

実機での動作確認

シミュレータでの確認が済んだら、今度は実機でも確認してみます。

実機での確認はシミュレータの時と同じデータでは行えません。前回でも説明しましたが、Unityで別ファイルをビルドする必要があります。

(UnityのOther SettingsにあるTarget SDKの項目を「Device SDK」に変更して別ファイルをビルド)

 

ビルドしたファイルを開き、シミュレータの時同様に「.xcodeproj」という拡張子のファイルをダブルクリックで開きましょう。

 

ウィンドウの左上に、USBで接続しておいたデバイスが選択されているのが確認できます。

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左側の再生ボタンのような「▷」をクリックするとビルドが始まり、エラーがでなければデバイスにアプリのアイコンが作成されます。それをクリックしてアプリを確認してみましょう。

このデータが配布されるモノになりますのでしっかりと確認しておきましょう!

 

アプリの設定

実機での確認が終わったら、このデータを前々回iTunes Connectに作成したアプリ情報にアップデートします。

その前に諸々の設定をしておく必要があります。Unityの「Player Settings」で設定した項目はそれが反映されているはずなのであまり気にしなくていいものもありますが。

まず、画面の中央・エディターエリアの上の方にある「General」をクリックします。

表示された項目を1つずつ確認していきましょう。

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Identityの設定

〇Display Name
…端末上で表記されるアプリの名前です。表示される文字数は端末によって異なるようですが全角6文字(半角11文字)程度らしいです。それ以上の文字になると末尾が「…」と省略されてしまいます。タイトルが長いなら略称での表記でも良さそうですが、あまりに正式名称からかけ離れた名前だと審査が通らない可能性もあるらしいです。まぁその辺は常識の範囲内で。

〇Bundle Identifier
…iTunes Connectで設定しておけば、それと同じモノを入力されていると思います。必ず同じものを入力しないといけません。

〇Version
…バージョンの数字です。最初は1.0.0とでもしておきましょう。(xx.yy.zzという感じに記述するのが良いようです)
バージョンを更新するたびに連番で数字を増やしていきましょう。(1.0.1→1.0.2→1.0.3→1.1.0みたいな感じ)
審査が通らなくてRejectされた場合はこの数字は同じでも構いません。そのため下のBuildの数字とは必ずしも一致している必要はありません。

〇Build
…こちらも最初は1.0.0とでもしておきましょう。バージョンの数字と違い、ビルドするたびに連番で数字を更新する必要がありますので注意です。

 

Signingの設定

〇Automatically manage signing
…この項目は基本的にチェックを入れておきましょう。このチェックを入れておけば「署名付き証明書の作成」「App ID の作成と更新」「プロビジョニングプロファイルの作成と更新」を自動で行ってくれるようです。…ここの解説ではこれらを事前にやっていましたが、この機能を使えば本来これらの作業は不要だったということです。(じゃ、何でそんな面倒なことをやったんだ!って話ですが、ぶっちゃけ私もこの段階までこの機能のことを知りませんでした。まぁ非効率でしたが知識として知ってて損はないので無駄だと思わないことにしましょう)

〇Team
Apple Developer Programに登録されているチーム名を選択します。

 

Deployment Infoの設定

〇Deployment Target

これはアプリが対応するiOSの一番低いバージョンの設定です。6.0なら「iOS6.0以降に対応」ということです。

〇Devices

アプリが対応する機種です。iPhoneかiPadか、両方で配信するのか選択できます。アプリがどちらでも問題なく動くならUniversalにしておくのが良いかと思います。

 

これ以下の項目は画面の回転可能な方向やステータスバーの表示の有無などが設定できます。これらを含む諸々の設定はUnityのPlayer Settingsで設定していれば、それがそのまま反映されているのでUnityで設定してあれば特に意識する必要はありません。

ちなみにもしiPhoneとiPadで設定を変える必要があるのであれば個別に設定することもできます。(そんなことする必要性があるのかいまいち分かりませんが)

 

アイコンの設定

App Icons Sourceの項目でアプリのアイコンの設定が出来ます。Unity上でもアイコンの設定が出来ますが、ここで各サイズの細かい設定が出来るので確認も兼ねて見てみましょう。

項目の右にある灰色の矢印のアイコンをクリックすると以下のような画面になります。

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これだけのアイコンをサイズ毎に必要となるため、1つ1つ用意するのは超面倒です。そこで便利なアプリを使って一気にアイコンを用意します。

使用するアプリは「Icon Set Creator」です。(バージョン1.1.6)

App Storeからアプリをインストールしましょう。

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インストールしてアプリを開くと、下のようなウィンドウが開きます。

ここに1024×1024ピクセルのアイコン用画像をドラッグ&ドロップします。

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画像を入れたら、左下の「Platform」でiOSを選択し、右下の「Go!」をクリック。

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アイコン画像の出力先を選べるので、好きな場所を指定し、「Open」をクリック。

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これで、指定先に新しいフォルダが作成されます。フォルダの中にはContents.jsonと各サイズのアイコンが分かりやすい名前で作成されています。

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このContents.jsonと各アイコン(AppIcon.appiconsetの中身全部)を丸ごとフォルダから上書きすればイケると思ってやってみたのですが、いくつか作られていないアイコンのサイズがあって微妙に上手くいかなかったので、結局1つ1つのアイコンをドラッグ&ドロップしていきました。まぁ大した手間じゃないので別にいいのですが。

作られなかったアイコンのサイズは50pt(1x 2x)、57pt(1x 2x)、72pt(1x 2x)の6つでしたが、これらは結局自分で用意しました。

 

これで、アプリの設定は一通り終わりました。いよいよこれをiTunes Connectにアップデートしていきます。

 

iTunes Connectにアップデート

では、アプリのデータをiTunes Connectにアップデートします。

デバイスを選ぶメニューのところにある「Generic iOS Device」を選択。

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続いて、メニューの「Product」から「Archive」を実行。

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実行後、リストアップされたアプリを選択した状態で、赤枠の「vilidata…」を実行。

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いくつかのチェック項目が出てきますので確認・チェックを付けて先に進みます。

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確認が終わるとアップロードが始まり…

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問題がなければアップロード成功となります。

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これでiTunes Connectにアプリがアップロードされました。すぐに確認したいところですが、iTunes Connectに反映されるまで少し時間が掛かります。

反映された状態から先は次回のパートで解説します。アプリ配信まであと少しですので頑張りましょう!

 

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