スマホゲーム(仮)【PART4】~アプリをAndroid端末で動作させる~

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結果01

前回に引き続き、アプリをリリースするための準備を整えていきます。

今回は、PC(Windows)上で作ったモノをAndroid端末で動作させるための設定をしていきます。もしも作ったゲームが「Android端末だと上手く動作しない!」なんてことが後から発覚した場合、修正に余計な時間を取られてしまう可能性もありますし、スマホでリリースするためには絶対に必要な作業ですので、最初にやってしまいましょう。

今回の大まかな準備の流れは以下のようになります。

①Java SE Development Kit 8をインストールする

②Android Studioをインストールする

③Android端末の設定をする

④UnityにAndroid SDKパスを追加する

 

目次

環境と必要なモノ

Android実機で動作させるにはいくつか必要なモノがあります。今回の開発環境と合わせて、先に紹介しておきます。

 ・Windows 10

 ・Unity 5.4.2

 ・Android端末(Androidバージョン 6.0)

 ・Java SE Development Kit 8

 ・Android Studio(バージョン2.2.3)

 

Java SE Development Kit 8のダウンロード

まずはパソコンにJava SE Development Kit 8以降をパソコンにインストールします。これはAndroid Studioを使用するのに必要です。

こちらのサイトからダウンロードできます。

JDK01

ライセンス規約を読み、「Accept License Agreement」にチェックを付けてから、自分のパソコンのOSのモノをダウンロードして下さい。私の場合はwindowsの64bit版なので「Windows x64」をダウンロードします。

 

Java SE Development Kit 8のインストール

ダウンロードが終わると、ダウンロード先に以下のようなアイコンが出来ます。

①アイコンをダブルクリック。

JDK00

 

②「次」をクリック。

JDK02

 

③特に変更せず、「次」をクリック。

JDK03

 

④インストール場所の設定。特に問題ないのでそのまま「次」をクリック。

JDK05

 

⑤インストールが開始。(3分も掛からず終わると思います。)

JDK06

 

⑥インストール終了。「閉じる」をクリック。

JDK07

これで終了です。続いて本命のAndroid Studioの作業に入ります。

 

Android Studioのダウンロード

AndroidStudioを公式サイトからダウンロードします。ダウンロードのボタンをクリックして下さい。サイトの下までスクロールすると、プラットフォーム別のパッケージもあります。

AndroidStudio

ボタンを押すと利用規約への同意を求められるので、利用規約を読み、チェックを付けてダウンロードを開始して下さい。

AndroidStudio2

 

Android Studioのインストール

ダウンロードが終わると、ダウンロード先に以下のようなアイコンが出来ます。

①アイコンをダブルクリック。

 

ASsetup00

 

②「next」をクリック。

ASsetup01

 

③特に問題がなければそのまま「next」をクリック。

ASsetup02

※Android SDKは必須です。Android Virtual Deviceはエミュレータ上で様々な端末を定義し動作を確認することが出来るものだそうです。使ったことはないですがデバッグなどに使えそうなので試しにインストールしてみます。

 

④ライセンス規約。内容を読んで、同意するなら「I Agree」をクリック。

ASsetup03

 

⑤インストール場所の設定。特に問題ないのでそのまま「next」をクリック。

ASsetup04

 

⑥スタートメニューの名前の設定。特に問題ないのでそのまま「Install」をクリック。

ASsetup06

 

インストールが始まります。10分以上は時間が掛かると思うので、ゆっくり待ちましょう。

 

⑦インストールが終了したら「next」をクリック。

ASsetup07

 

⑧そのまま「Finish」をクリックするとAndroid Studioが起動します。

ASsetup08

 

Android SDKのセットアップ

Android Studioのインストールに引き続き、SDKのセットアップを行っていきます。

 

①Android Studioを最初に起動した時に、既にあるAndroid Studioの設定を引き継ぐかの確認。このままで良いので下の「I do not have~」にチェックしたまま「OK」をクリック。

ASDKsetup01

 

②「Next」をクリック。

ASDKsetup02

 

③セットアップのタイプの選択。「Standard」で問題ないのでそのまま「Next」をクリック。

ASDKsetup03

 

④ダウンロードとインストールの開始。

ASDKsetup04

 

⑤インストールが終了したら「Finish」をクリック。

ASDKsetup05

Android Studioが起動します。

 

Android SDKのインストール先を確認

Android Studioが起動すると下のようなウィンドウが表示されます。

AndroidSDKの確認01

この後UnityでAndroid SDKの設定をするので、SDKのインストール先を確認しておきましょう。

右下の「Configure」→「Project Default」→「Project Structure」をクリック。

AndroidSDKの確認02

 

「Android SDK Location」を確認します。

AndroidSDKの確認03

インストール時に設定を変更していなければ、インストール先が

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Android\Sdk

となっているはずです。これは後々必要になる情報なのでおさえておきましょう。

 

少し流れからそれますが、そもそもSDKって何なの?って人のために説明を載せておきます。

SDKとは?

ソフトウェア開発キット(ソフトウェアかいはつキット、英語: Software Development Kit、SDK)は一般に、特定のソフトウェアパッケージ、ソフトウェアフレームワーク、ハードウェアプラットフォーム、コンピュータシステム、ゲーム機、オペレーティングシステムなどのためのアプリケーションを作成するためにソフトウェア技術者が使用する開発ツールのセットを意味する。(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ソフトウェア開発キット

 

Android端末の設定

ここからは、手元にあるAndroid端末の「USBデバッグを有効にする」設定に移ります。今回私が使用するのは「ASUS ZenPad 3S 10」(Androidバージョン6.0)です。※デバイスやバージョンによって設定方法が違う場合があります。

①設定画面を開く。

デバイス設定01

画面下にある「開発者向けオプション」からUSBデバッグを使用できるように設定するのですが、最近のAndroidではこの項目は表示されていません。それを表示させるために最初は「端末情報」を選択します。

 

②「端末情報」の「ソフトウェア情報」を選択。

デバイス設定02

 

③ビルド番号を複数回タップする。

デバイス設定03

何回も連続でタップしてください。タップするたびカウントダウンの数字が出てきて、最終的に「これでデペロッパーになりました!」という表示がでます。これで先ほどの設定画面に「開発者向けオプション」が出現します。なんかファミコン時代の隠しコマンドみたいでワクワクします。

 

④USBデバッグをONにする。

デバイス設定04

設定画面に出現した「開発者向けオプション」から進みUSBデバッグを有効にしておきます。これで端末の設定は完了です。

あとは、PCとAndroid端末をUSBケーブルで繋いでおきましょう。

 

注意!  端末によってはUSBドライバーをアップデートもしくはインストールする必要があるようです。デバイスが上手く認識しない場合などには、Android Studioのマニュアルを見ましょう。

 

Unityの設定

最後にUnityでの設定を行います。

ここからは動画でも解説していますので、よろしければこちらもどうぞ。

 

まずはUnityを起動します。Unityをインストールしていない人は【ツール】『Unity』を使ってみよう!を見て下さい。

①新しくプロジェクトを作成し、動作確認用に簡単な処理を作りました。

unity-androidパス01

ひとまず、UI(ユーザーインターフェイス)の黄色いボタンをクリック(タップ)している間、赤い四角形のオブジェクトが回転する、という処理にしてみました。

 

②Android SDKパスを追加する。

unity-androidパス02

左上のメニューから「Edit」→「preferences…」を選択。

 

③Android SDKインストール先のフォルダを指定

unity-androidパス03

開いたウィンドウの「External Tools」→「SDK」のところにAndroidをインストール先、

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Android\Sdk

を入れます。Android Studioで確認時にコピーしてここに貼り付けてもいいですし、「Browse」からフォルダを選択するのでもOKです。これでUnityにAndroid SDKのパスを通す作業は完了です。

下の「JDK」(Java Development Kit)も必要なはずですが、ビルドする時に自動的に入力されていたので、ここでは無視しても問題ないみたいです。

 

④ビルドしてみる

ビルド(Build)とは、ものすごくざっくり説明するなら「実際に動くものを作成すること」だと思って下さい。

unity-androidパス05

左上のメニューから「File」→「Build Settings…」を選択。

 

⑤ビルドするシーンとプラットフォームを選ぶ

unity-androidパス06

まず、今開いている「シーン」を追加するために「Add Open Scenes」をクリック。次にプラットフォームを「Android」にして、「Switch Platform」をクリックします。追加・変更されると下の図のようになります。

unity-androidパス07

そしたら、「Player Settings…」をクリックします。

すると「インスペクタービュー」(Inspector)にPlayer Settingsの項目が表示されます。私の場合だと画面の右側に配置しています。

unity-androidパス08

ここの「Android」マーク→「Other Settings」→「Identification」の「Bundle Identifier」の項目を変更します。初期設定だと「com.Company.ProductName」と表示されていると思うので、これを「com.〇〇〇〇.△△△△」という形で適当な名前に変更します。今は適当でも大丈夫ですが、最終的に公開・配信をする場合はちゃんと「com.制作者名.アプリの名前」等、他と競合しないような名前にする必要はあります。

 

⑥Apkファイルを作って、動作確認

unity-androidパス09

開いたままの「Build Settings」から右下の「Build And Run」を選択します。まずビルドするとApkファイルを作ります。ファイル名をつける必要があるので、適当な名前をつけます。

unity-androidパス10

ApkファイルとはAndroid専用のファイルフォーマットです。ファイル名を決めて保存するとビルドが始まります。しばらく待ってエラーがなければ、USBケーブルで繋いでいたAndroid端末に作ったモノが出力されます。

結果01

これでAndroid端末の実機上で、作ったモノを確認することが出来ました!!ApkファイルはPC上とAndroid端末に作られまるので、それも確認してみましょう。

ちなみに別のAndroidスマホ(Androidバージョン5.0.2)でも試しましたが、こちらでも動作確認出来ました。

結果02

以上で動作確認のための設定は完了です!

ただ見て分かる通り、スマホやタブレットは機種がたくさんあり、それぞれ画面解像度が異なるので、次回はどの機種でプレイしても同じように表示させるための設定をしていきます。

今回の説明はかなり嚙み砕いているので、もっと詳しく知りたいという人はUnityのマニュアル等でしっかり理解することをおススメします。

 

補足(デバッグ用アプリ)

実機での確認に毎回ビルドするのは時間がかかります。そんな時便利なのが「Unity Remote 5」です。

UnityREMOTE

このアプリを起動したままPC上で「プレイ」すれば、すぐに端末上でも動作が確認できます。表示が荒かったり、フレームレートが低かったりして正確な動作確認とはいきませんが、簡単な確認だけならこれで十分です。

UnityREMOTE2

使う際は、まず左上メニュー「Edit」→「Project Settings」→「Editer」を選択。

インスペクタービューに表示された項目の「Unity Remote」の「Device」を「Any Android Device」に設定します。

あとは、USBケーブルで端末を繋いで、アプリを起動した状態でゲームを実行すれば端末にも画面が表示されます。上手く画面が映らない時があるので、Unityを起動し直したり、ケーブルを繋ぎ直りたりしていればつきます。

 

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